うちの庭にある桜の木にも桜が咲き始めました。
桜は好きだけれど、
今年の桜は見ても、何も感じない。
今日も朝から心が辛かった。
あまりにもつらくて、苛立ちや怒りがコントロール出来なかった。
そんな中、救われたのは
村上春樹の新刊、
第2部 遷ろうメタファー編
が発売された。
遷ろうが読めなかったので調べた。
これで
うつろうと読む。
村上春樹のこの
騎士団長殺しには救われた。
主人公が自己愛に溢れているように感じた。
主人公は
自分がたくさんのことを失っても、
他の人を羨ましいと思ったことが
一度もない。
そのスタンスが、なんとなくわたしに生きる安心感を与えてくれた。
今日も心は辛いし、身体も相変わらず鉛のように重い。
でも、本を読むために生きたいと思わせてくれて、
痛みを忘れさせてくれたのは、
村上春樹の本だ。
まだ4巻目が残っている。
これはわたしにとって、救いだ。
レイ